今回紹介するのは写真集。
100年前のパリという非日常の世界に、クリエイティブを生み出す感性がきっと刺激されるはずです。

 
『Paris』 ウジェーヌ・アジェ

ウジェーヌ・アジェ(Eugene Atget)は、フランスの写真家。

決定的瞬間』で注目を集めたフランスの著名写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンよりも一世代前のカメラマンで、活動時期は19世紀末から20世紀初頭。

画家の題材となる風景などを写真にとって提供するという仕事の中で撮影した物なので、彼の写真はアート性を排した記録的なものばかり。

微笑ましい写真もなければ、衝撃的な写真もない。しかし、たんたんと撮り続けた写真を1枚1枚眺めているうちに、自然と100年前の街の空気が積み重なり、街の中に入り込んだような気がします。

文字通り写実的な写真で、1世紀前のフランスを切り取った写真集。何より、100年前の写真をこんなにも見られるという歴史価値も十分。

洋書で、解説やキャプションもすべて外国語ですが、大型判のハードカバーで252ページ、1325円(09/5/15現在)。格安なのもうれしい写真集です。

おすすめ度:★★★★☆

 

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